芸術起業論
村上 隆 著 幻冬舎
表紙いっぱいの顔って ...
本人も(とうぜん他人も)戸惑いがあったと思いますね。
でも、顔を売らなくてはいけない商売でもあるのでしょうから、
仕方のないことなのでしょう。 インパクトは十分です。
この本は、芸術起業をこころざす方でなくとも
参考になることが書かれていると思います。
他の方の書評で決めるのも良いのでしょうが、
目次を見て、自分の"感"で決めるのも良いかも^^
全目次
第1章 芸術で起業するということ
・芸術には、世界基準の戦略が必要である
・なぜ私の作品は一億円で売れたか
・芸術作品の価値は、発言で高めるべき
・芸術は、想像力をふくらませる商売である
・芸術の顧客は、栄耀栄華を極めた大金持ち
・業界を味方につけて重圧をかけるべき
・経済的自立がないと、駒の一つになる
・「金さえあれば」が言いわけならダメだ
第2章 芸術には開国が必要である
・芸術家は、技術より発想に力を注ぐべき
・世界で評価されない作品は、意味がない
・個人の歴史の蓄積をブランド化する方法
・価値を生むのは、才能よりサブタイトル
・現代の芸術作品は集団でやるべきだ
・美術界の構造は、凡人のためにできている
・世界基準の「文脈」を理解すべきである
・芸術家は世界の本場で勝負をしなければ!
・日本の本道では、世界の評価はもらえない
第3章 芸術の価値を生みだす訓練
・6800万円の源は「門前払い」だった
・評価されていない作品ほど大化けする
・世界に、唯一の自分の核心を提出する
・自己満足を超える価値を発見するには
・世界にプレゼンテーションをする秘訣
・歴史を勉強すると自由な作品が作れる
・歴史のひきだしを開けると、未来が見える
・歴史から自分だけの宝を見つける方法
・展覧会を成功させるには根回しがいる
・権威は自分で作りあげなければならない
第4章 才能を限界まで引きだす方法
・作品が歴史に残るかどうかが問題である
・徹夜なんて、努力のうちに入りません
・芸術家の成長には、怒りが不可欠である
・はじめての題材にこそ、うまみがある
・挫折を超えられるかどうか、の分岐点
・「光を見る瞬間」をどう作るか!?
・劣悪な環境は、芸術を生むのには最適
・ひたすら作品の奴隷になるという境地
・賛否両論の概念が、未来を開いてゆく
以上です^^