この休みにふらりと立ち寄った本屋さんの店先にあった"黒いカバー"の本。
この秋のFASHIONも黒が決め手らしい。 ちょっと気になり近寄ってみた。
本の上にはキラリッと光る"黒いはさみ"が1本。まるで、置き忘れられたよう。
"あぁ~、やっぱりね..."
海堂 尊氏の作品を読んだのは、デビュー作に続きこれが2作目。
ブログでも紹介した『チームバチスタの栄光』よりはちょっとあっさり目に仕上がっていて、
以前より笑いを誘う場面は少ないものの、私にとっては興味深く面白い内容に
仕上がっていたように思えました。
相変わらずちょっとした場面には珈琲がでてきます。(←with coffee♪)
今回特に濃いキャラの人物はいないものの、興味深いキャラは健在でした。
出版社の方には失礼かとは思いますが、
今回あまり参考にしていただきたくないなぁ・・・と思ったのが、
帯にあった下記のキャッチコピー内容(笑)
読み終えてから本の黒い帯を眺め、
こんなこと(↑)を思ってしまいました・・・ご参考までに^^
『ブラックペアン1988』 2007/9/21発売
目 次
序章 昭和の残照
1章 糸結び
2章 『スナイプAZ1988』1988年(昭和63年)五月
3章 出血 ― 神を騙(かた)る悪魔 1988年(昭和63年)七月
4章 誤作動1988年(昭和63年)十月
5章 ブラックペアン1988年(昭和63年)十一月
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驚愕の手術の結末!
外科研修医世良が飛び込んだのは
君臨する"神の手"教授に新兵器導入の講師、
技術偏重の医局員ら、策謀渦巻く大学病院・・・・・
大出血の手術現場で世良が見た
医師たちの凄絶で高貴な覚悟。
黒い器具の謎
『チームバチスタの栄光』で颯爽とベストセラーデビューした
現役医師作家の最新作もおなじみの東城大学医学部付属病院が舞台。
新人外科医世良が直面するのは重い医療の真実と新来講師高階や
藤原婦長の謎の行動。医学界崩壊カウントダウンの1988年に起きるのは
"奇跡の手術"による感動の結末。
この本の出版元のページにあった"作者の言葉"によると、
「外科医は医者の花形であり、医療の王様だ」
と言い切った先輩外科医の言葉が、外科の現場を離れた今も忘れられないとのこと。
この本でその言葉を、少しでも実感してもらえれば嬉しいと作者は語っていました。
その背景には、先日もこのブログでも採り上げた
"日本の外科医、存亡の機"の
ところにもありましたが、今医学生の外科医離れが深刻な問題になっているので、
医療の基本である外科を支えていってくれる医学生がひとりでも多く生まれてくれれば、
との願いもあるようです。また、一般にも外科の真の意義を少しでも感じ取ってもらいたい
という気持ちも、今回の文中から強く感じました。
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☆ cafe ownerのちょっとBitterなひとり言
☆
先日朝のワイドショーで、ある女医さん(麻酔科医)の
ERでの仕事にスポットが当てられ、特集が組まれていた。
TVに映されるからでしょうか、口元ほどの長さの前髪を横分けにし、
残りの髪は後ろで夜会風にきれいにまとめられ、首元にはネックレスが。
白衣を着ていなければ、だれも女医さんとはわからない感じの容姿で、
今時の女医さんたちは綺麗な人が多いのねぇ...っと見入ってしまいました。
これは、とある都立病院の救急外来の1日を紹介したもの。
急患で入ってくる子供の採血は結構大変らしく、
何度もやり直し、15分もかかってしまった様子も映し出されていました。
私の通っている病院のように、
採血専門の人が一人でもいればこんなこともないのに。。。
と思いながら見ていると、ふとあるところに目がいきました。
ん?彼女には自分が"医師である"というプロの意識があるのかしら?
以前私はデリケートな商品を取り扱う職業に就いていた時期がありました。
そのような時には指輪などのアクセサリー類は一切しません。
商品に傷などのダメージをつけてはいけないのですから、当然のことです。
なのに、中には自分の仕事をわかっていない人も少なくありませんでした。
・・・お客様やトップはきちんと見ています。自ずと評価が違ってきます。
この女医さんもそうなのだろうか?と思わずにはいれない光景が映っていました。
ラテックス製の手袋をはめたその手で、何度か前髪を耳にかけていたのです。
その手袋はいったい何のためにしているの?
視界を遮るその前髪は仕事の邪魔になっていますよね!?
もうひとつ気になったのが、彼女の胸元にあった小さなペンダント・ヘッド。
その日彼女は急患で針を使った緊急の手技を行っていたのですが、
TVクルーは、彼女が針を落としてしまう様子も容赦なく映していました。
研修医でもなく、駆け出しの医師でもないはずの彼女。
もしそんな時に鎖が切れてしまい、ペンダント・ヘッドが
患部に落ちたりしたらどうしよう?とは、考えたことがないのでしょうか??
今回の『ブラックペアン1988』のはじめの方に、イソジンをたっぷり使った
手術前の手洗いの場面が、3ページを使い事細かに書かれていました。
"患者に触れる部分はとことん清潔に...(中略)
これが外科の清潔の標準(スタンダード)"
こうして完全無欠な清潔さを誇る指先が完成する・・・のだそうです。
(もしかしたら、こんな清潔さを誇るのはもう日本だけなのかもしれませんが・・・)
この本を読んでいると、内科医と外科医との意識の違いが相当あるのでは?と、
思わずにはいれないのでした。。。。^^;
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