※追記・・・このページは 外科医の創り方 さんの 日本の外科医 (2008/8/10UP) に
トラックバック(2008/8/11)をさせていただいております・・・ 8/15
暦の上ではもう秋・・・と言いましても、まだまだ日昼は暑い日が続いていますね。
夏バテなど体調を崩されていませんか?この数年虚弱体質なowner(どこが?)は
今年は・・・まだ(?)・・・バテておりません。このままバテずに夏を終えるのか、
ちょっと楽しみになってきている今日この頃。先週末よりこんな本を手に
熱い夏を過ごしております・・・汗
(な~んてね♪ 笑) いつもの 人気ブログランキングへ ♪
ownerのような一般人にも読みやすく、なかなか面白い内容かと思われます。
まだ読書中なのですが、特に
『新たなる疫病「医療過誤」』 は、この日曜日に
放映された医療系TVドラマ「Tomorrow」にもあった医療ミス関連について、
似たような事例が取り上げられているので「もうちょっと知りたい!」という方には、
参考になるかと思いました。
そう言えば...8/20は福島の産婦人科医の裁判でしたね。
医療過誤・・・著者の話では米国での死因の第5位をしめるそうです。
一方日本ではといいますと、TOP10に入るであろうとのこと。(本書監訳者のコメント)
これにはちょっと驚いてしまいました。本当だとしたら、やはり大変な問題ですよね^^;
あえていつも書評は書かないので
(ご自身で”何か”を感じてくださいね^^)、
興味を持たれた方、一緒にいかがでしょ♪
『新たな疫病「医療過誤」』 『ハ-バードの医師づくり』
『名誉と順応 サムライ精神の歴史学』
Internal Bleeding
- The Truth Behind America's Terrifying Epidemic of Medical Mistakes -
「心臓や肝臓が移植され、血管が再生され、遺伝子まで入れ替えようという
医学の先端技術についての報道を日々見聞きする一方で、誤って異なる
薬を投与した、違う患者あるいは反対側の耳や肺の手術をしてしまったなど
という医療過誤の事例が報道されるたびに、最先端医学と日常診療の落差に
愕然としてしまう。怠慢な医療者を特定し、罪を償わせるのが当然」。
これが、巷を風靡している、医療過誤についての考え方であろう。しかし、
本書を一読していただくなら、「そうか、このようにして医療過誤が起こるのか。
日常生活での単純な判断や行動ですら間違いをしてしまうわれわれ人間に
とって、病気や考え方、訴え方に個人差の大きい患者を対象に、これほど
複雑で危険性の高い医療現場で安全性を高めるには、最終的に誤った判断や
行動をしてしまった当事者個人への攻撃よりも、医療職、患者を含むすべて
の関係者が医療における安全性について正しい認識を持ち、システム思考を
身に付けて、人間の性である過ちを犯そうと思っても犯すことのできない体制
(システム)を作ることこそ重要なんだ」と思っていただけるであろう。
-『新たな疫病「医療過誤」』2007年3月発行 本文 はじめに より-
- The Truth Behind America's Terrifying Epidemic of Medical Mistakes -
かつてAIDSが「同性愛コミュニティの奇妙な病気」と考えられていたころには
誰も対策に取り組もうとはしなかった。ところがこの病気の蔓延が社会にとって
大きな脅威であることがわかってくると、政府も医療界も対策に本腰をいれるよ
うになった。その結果、研究や治療が急速に進み、今やAIDSは「死に至る病」
ではなくなった。そうした歴史と重ね合わせてみると、医療過誤対策の現状や
今後がよく理解できる。医療過誤という「新たな疫病」に対して、日米ともにまだ
政府や医療界の取り組みは及び腰だ。そういえば医療過誤に関する報道も、
ちょうどAIDSが知られるようになった直後のように、やたらセンセーショナルだし
場当たり的だ。しかしこの問題が、医療の質を左右し、社会全体に脅威をもたら
す問題であることがはっきりしてくれば、対策にもっとヒト・モノ・カネがつぎ込まれ
解決への道が開かれるかも知れない。
【本書の特徴】
1:世界最高の医療水準を誇る米国で死因の第5位をしめ、
先進諸国では国家的な問題とされ、流行病のように蔓延している
「疫病」である医療過誤を、冷静にまた学術的に高度なレベルを
保ちながらも、医学の専門用語をできるだけ少なくして、一般読者に
読みやすい本として書かれています。
2:医療過誤の豊富な事例を正確に知り、さらにその原因を科学的に
客観的に分析した医療過誤ノンフィクションは、日本ではまだありません。
3: 医療現場のプロたちが何を考え、感じ、いかに行動するのか、その内幕を
知ることができます。また「付録IV:病院、医療グループ、医師にしておきた
い質問」に見られるように、本書の内容は患者にとって医療事故発生予防に
役に立ちます。
4:医療過誤は誰かひとりの責任追及ではなくなりません。
過ちをおかしてしまう、事故をおこしてしまうという、人間にとって不可避な
事象をどのように防止するか。医療における安全性についての正しい認識を
もち、「システム思考」を身につけ、医療過誤のおこらないシステムつくること
の重要性を示します。
Amazon
新たな疫病「医療過誤」- 出版社からの内容紹介 - より引用
◆今週見た映画・・・『チーム・バチスタの栄光』
- 医療事故か? それとも殺人か?-
8日発売という映画版『チーム・バチスタの栄光』を見てみました。
やはりレンタル開始日には借りることができず、いつになったら?と
思っていたら、昨夜1本だけ戻ってきていたので早速鑑賞♪・・・でも、
すでに原作を読んでいるので個人的にはDVDで正解だったかなぁ^^;
次回作は医療過誤ではない
『ブラックペアン1988』 を映画に♪
原作者の海堂さんの近況を伝える出版社のページに紹介のあった
医療者のブログ。医療者でもある海堂さんご本人がそこで情報を得たと
おっしゃっていてちょっとがっかり。海堂さんも村人?視界が狭すぎます。
あれだけはどうもいただけません。A.I.〔エーアイ〕に熱が入るのも解ります。
応援をさせていただこうとも思っていたのですが...なんだかとっても残念。
2008.01に行われた『チームバチスタの栄光』の授賞式の日は、
大雪だったそうです。場所が話題の吉兆というのも何かのご縁?
この日、医療監修された須磨先生も同席されていたのですね^^;
お口直し(?)にこんなものを置いてみました♪ 特別対談
〔PDF〕
◇cafe内関連記事・・・
ちょっと医龍 『魂の仕事人』 心臓外科医 須磨久善
先日、先生を含む「魂の仕事人」を取り上げた本の企画担当者の方から
上記のcafe記事にコメントをいただきました。それを受け、先方のブログにも
お礼のコメントを残してきましたので、ご興味のある方は訪ねてみてください^^
⇒ 魂の仕事人ブログ
- 『魂の仕事人』に対する思い -
『魂の仕事人』
詳細はAmazonへ
まだまだ暑い夏が続いても
崖っぷちブログには ↑ポニョっと愛をね♪
どなたさまも、涼しく快適な夏休みが過ごせますように☆彡
あっ...お休みじゃない方も快適にお仕事ができますように☆彡